ヨガ・ストレッチ、スローエクササイズ習慣で心身をゆるめてストレスケア

ヨガ オーガニックライフ

温かい季節が訪れると、あるいは雨降りで外出できない日が続いたりすると、「ああ、体を動かしたい!」と感じるのは、つねに新陳代謝を繰り返している生き物にとってまさに本能的な欲求。とはいえ、代謝が落ちてくる30代からは体の回復スピードが遅くなるため、いきなり激しい運動をするとケガはもちろん、体内に微弱な炎症が起こり細胞の老化を進行させてしまうことに…。

美しさと健康、両方をきちんと押さえるには、ヨガやストレッチなど、誰もが取り組みやすいスローなエクササイズを、これからご紹介するポイントをきちんと押さえ、細く長く日々の習慣にしていくことをおすすめします。

動きながら、体を内側から観察してみる

ヨガの先生のポーズを見て「私も、もっと素敵にポーズを取りたい!」と頑張ったり、ストレッチをしながら「もっと開脚できるようになりたいな…」と勢いよく負荷をかけてしまったり。美しく整えることや達成感はもちろんモチベーションアップになりますが、どんなボディワークであっても、まず大切なのは鏡を見ることより、自分の体の全体や部分を内側から感じてみること。

姿勢の歪み、腕や足の可動域からわかること

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すっと立った時、どちらの足に重心が偏るのか意識してみる。片足立ちのポーズの時、どちらの足が軸足だと踏ん張りやすい? 腕を大きく回したり、首のストレッチをした時に、どのあたりで筋肉のこわばりを感じたり、関節のひっかかりを感じるか。

体を内側から観察するようにスローエクササイズを行うと、肩や首が凝る、目が疲れる、足がパンパンになる、といった普段から自覚しているわかりやすい症状以外にも、自分の体のいろんな部位が、緊張してこわばることによって、全身のバランスを取ろうと頑張ってくれていることに気づかされます。こうした体の使い方のクセに“気づく”ことはとても重要で、この気づきが増えると、だんだんと脳は日常の動き方を修正するように指令を出してくれます。

ストレスフルで緊張型な現代人は、まずゆるめること

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毎日の通勤電車、パソコンやスマートホンの使用による眼精疲労など、現代人の生活はなにかとストレスフル。どうしても、体を緊張させる交感神経が優位になりがちです。ヨガのポーズやストレッチは、こうした体の緊張をゆるめながら、普段は使えていない筋肉にアプローチすることができます。

痩せたい部分がある、筋肉をつけたい部分がある、ボディラインを全体的に整えたい、いずれの場合も、先にこの「ゆるめる」を行ってからのほうが、より健康的で結果も早く出やすくなります。

体をゆるめる最大のコツは、呼吸の仕方にあり

体がゆるむ、つまりリラックスしている時は、副交感神経が優位な状態になっています。副交感神経を優位にするには、エッセンシャルオイルの香りを嗅ぐなど、嗅覚から脳にアプローチするのも効果的ですが、実は呼吸の仕方で副交感神経を優位にすることができます。

呼吸は、息を吸う(吸気)の際に交感神経が活発になり、息を吐く(呼気)際に副交感神経が活発になります。つまり、ヨガやストレッチをしながら息をゆっくりと丁寧に吐くように意識していくと、自然と体がリラックスしていきます。

ゆったりと呼吸をしながら指の先まで意識を

スローエクササイズの種類は、ヨガやストレッチのほかにもいろいろあります。ドイツ発祥のピラティス、タイマッサージの要素を持った自己整体ヨガといわれるルーシーダットン、中国の太極拳などもそのひとつ。どのエクササイズにおいても、動きながらゆったりとした呼吸を繰り返すことに慣れてくると、エクササイズ後の体と心のすっきり感は格段に上がります。

その実感が得られたら、もう1つのポイント、手や足を伸ばす時には指の先までしっかり意識を届けて伸ばしきる、ということもぜひトライしてみてください。体がリラックスしやすくなれば「ピンと指を伸ばしたらつってしまった!」ということも起きにくくなります。しっかり伸ばし、ふわっとゆるめる、を繰り返すことで末端の毛細血管の巡りまで良くなるため、結果的には全身の代謝がアップ。末端の冷えに悩む方にはとくにおすすめです。

お気に入りのスローエクササイズが見つかったなら、それは一生ものの体と心のメンテナンス術を得たも同然。少しずつ質を高めて、大切につきあっていきたいですね。