サンフランシスコ発 世界の最旬オーガニックトレンド

オーガニック

世界のオーガニックブームの発信源といえばサンフランシスコ! 周囲にオーガニックファーマーのコミニティを築き、地産地消の考え方を広めた伝説的レストラン「シェ パニーズ」も、積極的に有機栽培した豆を取り入れているサードウエーブコーヒーも、実はこの街から生まれたものなんです。そんなサンフランシスコでブームなものとは? 最新事情をレポートします。

肩肘張らない。オーガニックはごく普通のこと

アリス・ウォータース氏が、地元のオーガニック食材を使ったレストラン「シェ パニーズ」をオープンさせたのは1971年。そう、この街にはすでに半世紀近く前にオーガニックへの意識が芽吹き、数十年の歳月をかけて“ごく普通のこと”へと定着してきました。近隣で有機栽培された食材を扱うエコスーパーや、農家の人たちが作ったものを販売するファーマーズマーケットは街のあちこちに。
オーガニック文化が熟成されてきたこの街で、見つけた3つのトピックがこちらです。

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サンフランシスコ発 最新オーガニック事情

1. インナービューティの主役はターメリック飲料

街中に溢れているコールドプレスジュースやスムージーを扱うバーで、今、多く目にするのはターメリックをブレンドしたエナジードリンク。ターメリックといえば、日本人にはカレーに入れるスパイスとして、また肝臓を強化するために飲用される「ウコン」の名でもおなじみですよね。
ではなぜ今、もてはやされているかというと、高いアンチエイジング効果が期待できるから。ターメリックに多く含まれるクルクミンは抗酸化作用が高く、老化の原因となる活性酸素を制御する働きが望めます。また欧米では「心身を健康に保つためには、体内にあらゆる類の“炎症”やその火種を作らないことがマストだ」という認識が高まっているのですが、クルクミンは抗炎症作用の高さでも注目を集めています。

特にメジャーなのは、ナッツミルクやジンジャー、天然の甘味料などと混ぜた「ターメリックラテ」。日本人にはイメージしにくいかもしれませんが、スパイスとまろやかな甘味が合わさると、エキゾチックでどこかホッとするような、独特の美味しさが生まれるんです(インド料理店のチャイと同じベクトルの美味しさ)。

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サンフランシスコ周辺に7店舗を構えるジュースバー「PROJECT JUICE」のターメリックミルク。このようなラテタイプのほか、凝縮されたエッセンスを舌の上に垂らしてチャージするティンクチャー(日本で言うところのチンキ)タイプなども。

今年に入って日本にも、ミルクに混ぜるだけでターメリックラテが楽しめるパウダーが上陸したので、こちらにも注目を。

サンフード スーパーフーズ オーガニック ゴールデンミルク スーパーブレンド

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168g 3,800円+税
/アリエルトレーディング
http://sunfoodsuperfoods.jp
クルクミンの吸収を高めるブラックペッパーや、ターメリックの働きをサポートするハーブもブレンド。

2. 素材の“本質”を味わい尽くせる直火グルメがブーム

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グルメのトレンドが日本のように目まぐるしく変化することは少ないサンフランシスコですが、注目されているのは、より野生的な調理法で、素材本来の風味を味わうこと。薪を焚べ、直火で肉を焼くスタイルのレストランは、特に人気を集めています。
「シェ パニーズ」に20年勤務したラッセル・ムーア氏がオーナーシェフの「カミノ(CAMINO)」はその筆頭。直火と薪ストーブを巧みに使いこなし、ときに肉のジューシーさを、ときにスモークを効かせてより深みを強調。シンプルながら本能に訴えかけるような、心身に染みわたる美味しさを提供しています。もちろん使用する食材はすべてオーガニックで、ローカルのものだけを厳選。

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「鴨の胸肉のグリル・スモークドポーク・ハーブソーセージのスペルト小麦添え 」39ドル。ワインはヴァン ナチュールのみを扱っていて1グラス13ドル~。

CAMINO
3917 Grand Ave, Oakland, CA 94610 USA
Tel:1-510-547-5035
営:17:30~21:30 金土~22:00 休 火曜
http://www.caminorestaurant.com

3. 生鮮モノは“作った人”から手に入れる

このトピックは“最旬”とは離れるかもしれませんが。ファーマーズマーケットが定着しているこの街では、農産物のほか、花やスイーツ、お茶なども作った人から直接買うのが自然なこと。売り手は“WE GROW WHAT WE SELL”というコピーを掲げ、ユーザーとコミュケーションを取りながら“売る”ことを楽しみます。
ユーザー側からすると、できあがるまでのストーリーを把握することで、信頼できる商品をチョイスしやすくなるというメリットが。また、野菜やフルーツの美味しい食べ方だって、植物の扱い方だって、育てた人に聞くのがいちばんですよね。

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街のシンボルであるフェリーターミナルで開催される「CUESA’s Ferry Plaza Farmers Market」。毎週、火曜と木曜は10時から14時、土曜は8時から14時まで行われている。日本でもおなじみのブルーボトルコーヒーと並び、地元で大人気の「サイトグラス コーヒー」も、このマーケットに出店。

人がより人らしく、環境や他者とのベストな関係を築きながら心身を整えていくのが、きっとサンフランシスコ流のオーガニックライフ。その考え方やTIPSを、ライフスタイルの中にほんの少しでも取り入れてみませんか? もちろん、現地を旅して体感してみるのもおすすめ!